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法定監査 · 日本語対応

タイの年次監査は義務です。放置した場合の影響は罰金にとどまりません

売上の有無や休眠かどうかにかかわらず、タイ法人は毎年タイのCPAによる監査を受け、商務省へ財務諸表を提出します。未提出が続くと未提出リストに載り、銀行口座、BOI申請、入札参加に支障が出ます。当方は監査・財務諸表作成・提出まで一貫し、監査上の発見事項と調整内容を日本語で報告します。

監査人が会議室でタイ法人の帳簿と銀行確認状を照合している様子
監査現場。銀行確認状、実地棚卸、関連当事者取引の確認が要点です。

適用基準:NPAEsとPAEsの違い

非公開会社はTFRS for NPAEsを適用し、キャッシュ・フロー計算書や網羅的な公正価値測定は求められません。公開会社や国際的な比較可能性が必要な子会社はフルTFRS(IFRS準拠)を適用します。

どちらを選ぶかで、減価償却、リース、退職給付引当(数理計算が必要)、外貨換算の処理が変わります。本社がIFRSで連結する場合は、毎期の二重調整を避けるためフルTFRSを推奨します。

スケジュールと事前準備

12月決算の場合、1〜2月に締めと確認状、3月に監査報告、4月末までに株主総会、5月末までにDBD提出、PND50は5月29日まで。どこか一つが遅れると連鎖します。

準備物は銀行残高証明と確認状回答、棚卸表、固定資産台帳、債権債務明細、関連当事者取引一覧、重要契約、係属訴訟の説明です。確認状の回収が最も遅れやすく、1月上旬の発送を推奨します。

監査で頻出する五つの調整

契約も利息もない関連当事者間貸借(税務上は利息が認定されます)、長期滞留の株主貸付金、証憑のない支出の否認、棚卸資産の評価減未計上、労働法に基づく退職金債務の未計上です。

いずれも税務に直結します。監査前にプレレビューを行い、期中に修正できるものを先に処理して、限定付意見を回避します。限定付意見は銀行与信とBOI審査に直接響きます。

提出・公開と、遅延時の是正

DBDに提出した財務諸表は公開され、取引先も競合も閲覧できます。期限を過ぎている場合でも提出は必要で、遅延期間に応じた罰金は取締役個人にも及び得ます。

複数年未提出の場合は古い年度から順に提出し、同時に税務署とも補正申告を調整して、提出をきっかけとした一斉調査を避けます。

よくあるご質問

休眠会社でも監査は必要ですか。
必要です。売上ゼロでも財務諸表の作成、CPA監査、DBDと税務署への提出義務があります。費用は低廉ですが免除はされません。
日本の監査法人に監査してもらえますか。
できません。法定監査はタイ登録のCPAの署名が必要です。グループ監査用のレポーティングパッケージは別途対応可能です。
限定付意見が付くとどうなりますか。
銀行やBOIから説明を求められ、税務当局の関心も高まります。原因の多くは証憑不足と関連当事者取引の確認不能で、期中の書類整備で回避できます。

その他の日本語対応サービス

  • 労務・雇用解雇コスト試算、就業規則、駐在員契約、労働裁判所での和解・応訴。
  • M&A・株式譲渡法務DD、SPA交渉、外資ストラクチャー、クロージングとPMI。
  • 不動産取引権利証調査、売買契約レビュー、送金要件、名義変更とリース登記。
  • 債権回収・執行資産調査、小切手刑事、仮差押え、判決執行と競売。
  • 商標・知的財産調査と出願、異議・取消、税関登録、EC対応と侵害訴訟。

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